記事を作成するとき「どういう構成で書くか」ということを考えてから記事作成してませんか?
「どういう文章構成で書けば読者に伝わるのか」ということを考えるがあまり、時間がただただ過ぎてしまうなんてことはあります。
結論から言いますと、記事構成はテンプレートさえ覚えてしまえば、迷うことなく書けるようになるので、読者に伝わりやすい文章も身につけることができますし、時間削減にも繋がります。
本記事では、記事を書くためのライティングテンプレートについて解説していこうと思います。
SDS法 – 相手に伝わる、記憶に残る文章構成
SDS法とは文章、プレゼンにおいて聞き手、読み手が理解しやすく、記憶されやすい文章構成のことです。
- S:要約(Summary)・・・ 記事全体の概要を最初に書く
- D:詳細(Details)・・・ 概要に関する詳細について説明する
- S:要約(Summary)・・・ 最後にもう一度、要点を書くことで相手の記憶に残る文章となる
文章構成で、一番伝えたいことは「詳細」ですが、いきなり長く話をすると相手は混乱してしまいます。
まずは「要点(全体の概要)」を話すことで、読者に「記事の大体の情報量」をつかんでもらい、読者が「詳細」を読む準備をすることができます。
そして最後にもう一度、要点を話すことにより、詳細の内容を思い出させて、記憶に残る印象をつけることができるのです。
PREP法 – 簡潔でわかりやすい文章構成
PREP法とは簡潔に要点がわかり、説得力を生み出すという文章構成のことです。
- P:結論(Point)・・・先に結論を書いて読者の興味を引く
- R:理由(Reason)・・・結論となる理由を書く
- E:具体的な例(Example)・・・具体例をさらに出して理由の裏付けを行う
- P:要点(Point)・・・最後に要点をまとめて、もう一度結論を書く
PREP法では、最初に結論から伝えます。
結論から書くことで、読者に「なぜそんな結論になるの?」と疑問を投げかけることができるのです。
人間は、疑問に思ったとき、疑問を解決する情報を受け入れようとします。
そして次に理由を話すことで、読者を説得しにかかります。
ただし、理由だけでは説得力に欠けるので、理由を倫理的に裏付ける具体例をあげていきましょう。
そして最後にもう一度、要点を繰り返すことで、相手の疑問を解決することができるとった文章構成になっています。
SDS法もPREP法も最初に要約、結論といったことを書いていく方法になっていますが、まずは記事を読んでもらうということが大事です。
記事の中盤以降にどんなに良い文章が書いてあっても、記事を読んでもらえなければ、意味はありませんので、まず記事を読んでもらうために文章の冒頭に要約や結論を持ってくる必要があります。
穴埋め文章作成テンプレート
穴埋め文章作成テンプレートは、記事全体のストーリーを意識して文章を作成する方法です。
全体の文章構成は以下の流れで作成していきます。
- オープニング(つかみ)
- テーマ(主題)
- ベネフィット(メリット)
- プレミス(自説)
- バックグラウンド(背景)
- プルーフ(論拠)
- コンクルージョン(結論)
- ベネフィット(メリット)
- ベイビーステップ(はじめの一歩)
①オープニング(つかみ)
記事のテーマに近い話題のニュースや日常のエピソードを書きます。
いきなり難しい内容を書くのではなく、聞き入れやすい内容を書くことで、読み手のハードルを下げることができます。
ただしあまりにオープニングが長すぎると、読み手にあきられてしまうので、短く簡潔に書くことが重要です。
②テーマ(主題)
記事のテーマが何なのかを簡潔に伝えます。
記事のテーマを最初に伝えることで、この記事に何が書いてあるのか、知りたい情報を得ることができるのかを読み手に伝えることができます。
読み手としては、記事をすべて読んだときに得られる情報がないなど、時間の無駄を避けたいため、一番はじめに何が書いてあるかで記事を読み始めるかを判断します。
ベネフィット(メリット)
記事を読むことで、どんな良い未来像を手に入れれるかということを書きます。
例えばダイエットサプリに関することであれば
「このダイエットサプリを毎日飲めば、1か月で5kg確実に痩せることができます。」
という風に「痩せることができる未来像」を想像させるような内容を書きます。
読者は商品を購入する際、購入することが目的ではなく、商品を購入して得られる未来像を買っているのです。
プレミス(自説)
ベネフィットに対するあなたの意見を書いていきましょう。
自説を書くことで、他のサイトの記事と差別化でき、オリジナリティがでます。
バックグラウンド(背景)
あなたの自説に至った経緯を書いていきます。
あなたの体験談を書くことで、なぜその自説に至ったかという信憑性を高めることができます。
プルーフ(論拠)
自説や、バックグラウンドのみを語っても、どういう根拠があって言っていることなのかというのがわかりません。
相手を説得させるだけの材料がどうしても必要になってきます。
1つ目は・・・」
コンクルージョン(結論)
プレミスとほぼ同じことを繰り返していきます。
SDS法、PREP法と同様で、繰り返し書くことで、相手の記憶に印象付けるということを目的とします。
ベネフィット(メリット)
コンクルージョン同様にベネフィットに関しても繰り返していうことが重要です。
ベイビーステップ(はじめの一歩)
商品購入をさせたいという記事であれば、商品購入となるキッカケとして、簡単にできることを伝えて、読み手の背中を一押ししてあげましょう。
最後まで読んだというの中には、商品を購入するか迷っているという人がいます。
最後に努力せず、簡単にできますということを書けば、迷っている人の後押しとなります。
まとめ
まとめるとこんな感じです。
- S:要約(Summary)・・・ 記事全体の概要を最初に書く
- D:詳細(Details)・・・ 概要に関する詳細について説明する
- S:要約(Summary)・・・ 最後にもう一度、要点を書くことで相手の記憶に残る文章となる
- P:結論(Point)・・・先に結論を書いて読者の興味を引く
- R:理由(Reason)・・・結論となる理由を書く
- E:具体的な例(Example)・・・具体例をさらに出して理由の裏付けを行う
- P:要点(Point)・・・最後に要点をまとめて、もう一度結論を書く
- オープニング(つかみ)・・・記事のテーマに近い話題のニュースや日常のエピソード
- テーマ(主題)・・・記事の内容を簡潔に
- ベネフィット(メリット)・・・テーマに関するメリット
- プレミス(自説)・・・メリットに関しての自論
- バックグラウンド(背景)・・自論に至った背景
- プルーフ(論拠)・・・自論、背景に関する根拠
- コンクルージョン(結論)・・・再度、プレミス
- ベネフィット(メリット)・・・再度、ベネフィット
- ベイビーステップ(はじめの一歩)・・・簡単にできることを書いて最後の後押しをする
テンプレートさえ覚えてしまえば、読者に読んでもらえる文章構成で記事を作成することができます。
また、文章構成は考える必要がなく、記事の内容に集中できるようになるため、時間削減にも繋がります。
覚えるテンプレートは3つだけですので、ぜひ覚えてから記事作成にチャレンジしてみてください。