「副業に全く集中できず、作業効率が悪い」
「副業をやろうと思ってたのに、スマホをいじってた」
副業を始めた方であれば、ほとんどの人が「副業に集中できない」という問題を経験しているかと思います。
今回はそんな副業に集中できないと悩んでいる方に向けて「副業に集中できない原因と解決方法」について解説していきます。
集中できない原因を解決できなければ、絶対に副業は成功しないので、ぜひ参考にしてみてください。
副業に集中できない原因1 マインドに原因がある
副業の目的は「お小遣い稼ぎ」「スキルアップ」「慈善活動」といったことが挙げられ、生活するうえでは必須ではないため、本業に比べて優先順位がどうしても低くなってしまいます。
「ちょっとくらいサボっても問題ない」
「今日は気分が乗らないから明日やろう」
など「やる気がでない」「副業をしていても集中力が続かない」ということになってしまいます。
その根本的な原因は「危機感がない」「強制力がない」からです。
本業は生活するうえでお金を稼がないといけないため、やらざるを得ないものであったり、会社の上司や同僚と一緒に作業をすることで「出勤しなければいけない」「出勤しなかったら他の人に迷惑がかかる」などの強制力が働くため、仕事をしなければいけないというマインドになります。
それに対しては副業は、特に誰からも強制されることなく、自発的に仕事をしないといけません。
副業での仕事の目標を立てて、計画的に作業ができる意思が強い人であれば、問題ないかと思いますが、意思の強い人というのは、かなり少ないため、副業の仕事に集中できないという方がほとんどです。
自分で強制力を働かせるのはなかなか難しいため、他人に強制力をかけてもらうというのが一番手っ取り早い解決策となっています。
本業の仕事場で、仕事をしなければいけないというマインドになる理由は「他の人がみんなやっているから」「他人の目があるから」などが挙げられます。
これらを当てはめる仕事のやり方を挙げると
- 家族の目の届く場所で仕事をする
- カフェ、図書館、本屋など他人が目が届く環境で仕事をする
- SNSで「〇〇の仕事を△△まで終わらせます」などの宣言をする
など他人の目がある場所であれば、仕事をせざるを得ない状況を作ることができます。
また、ツイッター等のSNSで、今日の副業の作業の目標を宣言することも、強制力として利用できます。
他人に宣言することで「達成できなかったら恥ずかしい」「達成できたときにみんなに褒められたい」などの感情が強制力となるため、副業の仕事を終わらすことに集中できるようになります。
副業に集中できない原因2 作業面に原因がある
作業のやり方に問題があり、副業に集中できない原因を作っているかもしれません。
自分の作業方法が以下の問題があるやり方に当てはまっているかを確認してみましょう。
・長時間集中しようとしている
仕事はひとつずつこなすべき
複数の仕事を同時にこなそうとする「マルチタスク」を行っている場合があります。
仕事を同時にこなしていると、自分ができる人間になった気分になりますが、実際はそうではありません。
マルチタスクをしている裏側では、貴重な集中力が無駄づかいされているのです。
人間はタスクを切り替えるときに、それぞれの仕事の情報を脳から取り直さなければいけないため、その都度、集中力のロスが発生してしまいます。
ひとつの作業を継続的に行うことで、集中力が高くなるため、仕事はひとつずつこなすようにしましょう。確実に作業が速くなります。
仮に複数の案件を受けた場合は、納期や作業見積から仕事の優先順位を決め、自分のスケジュール表を立てながら何の仕事をやっていくのかを決めていきましょう。
長時間集中しようとしている
大学の授業でも設定されているように、人間の集中力の限界は90分とされています。
集中力を欠いた状態で作業をしていても、集中できないだけではなく、ストレスが溜まったり、肩こり、目の疲れの原因にもなります。
精神的な疲労、肉体的な疲労もまた、集中力を阻害する原因になります。
最低でも90分に1回は、休憩をはさむようにしましょう。
ポモドーロテクニックを試す
ポモドーロテクニックとは「30分の時間を25分の作業と5分の休憩に分けて、繰り返して作業する」という時間管理術のひとつです。
実践方法としては
- 作業内容を選ぶ
- 25分のタイマーを設定する
- タイマーがなるまで仕事に集中する
- 5分休憩する
- 2~4の作業を繰り返す
という作業方法で、タイマーがなるまでは絶対に作業していることを続ける(メールがきても、電話が来ても作業を中断しない)というものです。
例えば、作業中に「メール確認を忘れてた」「あの仕事はどうなったのかな?」など別のことが気になって別の作業した時点で集中力が失われるため、元に作業に戻るとき、集中できるまでに時間がかかってしまいます。
他の作業は絶対にやらないというのが集中を欠かせないポイントです。
「自分を操る超集中力」(著書:メンタリストDaiGo)でも紹介された生産性や効率性の向上、時間管理テクニックですので、なかなか集中できない人は試してみてください。
副業に集中できない原因3 環境面に原因がある
副業に集中できない原因は、作業をしている環境面に問題があるかもしれません。
それぞれ原因と対処法について見ていきましょう。
・雑音がすごい環境
・机、イスが自分に合っていない
作業場所に集中できないものを置いている
副業を行う場所が自宅の場合、作業場所に問題を抱えている場合があります。
例えば、マンガ、テレビといったものが部屋にあったりしませんか?
部屋の中に布団が引きっぱなしになっていたりしませんか?
「休憩のつもりで少しマンガを読むつもりが1時間経っていた・・・」
「スマホゲームがきになり、作業に集中できない」
「休憩中、ふとんで少し横になっていたら寝てしまった」
など、集中力を阻害する誘惑が部屋の中には多数転がっています。
仕事をする場合、まずは仕事の環境作りから始めましょう。
理想的な作業場所としては「何もない部屋」が一番理想的です。
集中力を阻害するものがなければ、副業に専念せざるを得ませんからね。
スマホを仕事で使わないのであれば、スマホも仕事部屋から退避させるくらい徹底したほうが良いかと思います。
雑音がすごい環境
「家の横から電車が走る音がするたびに集中が切れる」
「家族の話声や、居間のテレビの音が気になる」
など家庭環境が原因で仕事に集中できない場合があります。
雑音対策としては耳栓や、イヤホンでBGMを聞いて対処しましょう。
他のも雑音対策としては「回避」「制御」「結合」「分離」「移転」の5つがあります。
- 回避 – 物理的に音から離れる
- 制御 – 仕切りやパーティションなどで音を遮断、吸収させる
- 結合 – イヤホン、ヘッドホンで音楽を聴き、音に対して音で対処する
- 分離 – 子供の声がうるさい場合、登校時間と仕事時間をずらすなどで対処する
- 移転 – 子供の声が気になるのであれば、ベビーシッターや保育園などに預けるなど音自体を遠ざける
自分に可能な雑音対策を行い、副業に集中できるよう徹底してください。
机、イスが自分に合っていない
作業をする机とイスが自分に合っていないとき、集中力を阻害する原因になります。
イスが高すぎて、前かがみで仕事をしていると、脳への血流が阻害され、集中力が低下します。
他にも首こり、肩こりの原因にもつながり、痛みによる集中力の低下にもつながってしまいます。
机、イスを選ぶ際には、高さ調整の可能なものを選んだり、実際に家具店で試してみたりしましょう。
ネットで高さ調整が可能な机、イスを買ったとしても、それでも高さ調整できる幅が狭くて自分に合わない場合があるので、実際に店に行って試しているほうが良い顔と思います。
副業をする時間を変えてみるのもアリ
副業をする時間帯を変えてみるのもありかもしれません。
高校や大学の受験などで朝早く起きて勉強をしたときに、集中できていたと実感できる経験はありませんか?
人間が一番集中できる時間帯は、朝起きてから2時間と言われており、特に朝6時~8時が最も集中できる時間帯とされています。
人間としての特性を生かして集中力の高いときに仕事に取り組むというやり方を試してみましょう。
朝起きたらお水を飲もう
朝の時間帯に副業をするのであれば、起きたときに水をコップ一杯ほど飲むことをおすすめします。
朝起きた時に水を飲むという行為は、脳のパフォーマンスを14%上げてくれるということが、イースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学の研究成果で発表されています。
水を飲むだけであり、得にデメリットもないため、お試しでやってみると良いかと思います。
ビジネス仕事理論
副業に集中できない状態で稼げるほど、副業は甘いものではありません。
副業で稼いでいくのであれば「仕事であること」を意識して取り組みましょう。
・在宅ワークをするのに疲れた → 仕事です
・作業に飽きてきた → 仕事だよ
・今日も作業するのかあ → 仕事だろ
このようにほとんどの言い訳は「仕事」だと思えば、粉砕することができます。
副業に限らず、資格試験の勉強なども同じで、本業のためのスキルアップや、収入を上げるための手段となります。
副業は収入アップ、スキルアップにつながり、本業での出世、昇給にもなりますので、自分のための仕事であると考え取り組むことができれば、自然と集中して副業に取り掛かれると思います。
思い切ってオフィスを借りてみる
いっそのことオフィスを借りるという手段を使ってみるのも良いでしょう。
オフィスを借りるということは、お金を使うということであり、使ったお金を稼がないと損をしてしまうことになります。
また、せっかく借りたオフィスを使わないと勿体ないということもあり「副業をしないといけない!」という気持ちにさせてくれます。
ただし、オフィスを借りるとなると、安いところでも3万円~5万円ほどかかってしまうため、金額的になかなか厳しいかもしれません。
金額的に厳しいのであれば、コワーキングスペースを利用するという方法もあります。
コワーキングスペースとは「会社員、個人事業主、副業者などが仕事をするための場所を利用できるサービス」のことです。
コワーキングスペースはシェアオフィスのようなもので、周りの人達はみんな働いているので「自分も仕事をしよう」という気にさせてくれます。
値段もオフィスを借りるより、お手頃な価格で、月1万円前後で借りることができるので、仕事をする環境としておすすめの場所です。
ただし副業のためだけにお金を払って作業場所を借りるというのは、なかなか抵抗のある方が多いと思うので、カフェや図書館で作業するといった方法でも良いかと思います。
せっかく副業で得た収入が消えてしまう、もしくは赤字になる可能性もありますので、副業で大きい収入が見込める方のみにおすすめできる方法です。
あくまでこういう方法もあるんだという認識をしておく程度で良いでしょう。
最後に
副業に集中できない原因を解決しなければ、副業が思うように上手くいきません。
問題を抱えたまま、副業を行っても絶対に上手くいきません。
副業に集中できない原因を徹底的に調べ、解決していければ、副業の生産性の向上にもつながるので、ぜひ紹介した内容を実践してみてください。