副業は始めたばかりだと、なかなか稼ぐことは難しいです。
- 副業を始めたけど、全然稼げない
- 副業で稼ぐためにスキルアップしたい
- 本業に役立つスキルを身につけたい
と思っている方はたくさんいると思います。
そんな方のために今回は
- 副業でなぜ稼げないのか?
- 仕事選びとスキルアップ方法
- 副業で稼ぐための道のり
など気になる点について紹介していきます。
副業でなぜ稼げないのか?
副業で稼げない人の特徴について解説していこうと思います。
お金を稼ぐことを第一目標に設定している
副業を始める理由は「お金がほしいから」という方がほとんどだと思います。
ただ副業を始めたほとんどの人は「全然稼げないじゃないか!」と感じていると思います。
副業で稼げない人は「稼げないから副業をあきらめる」という選択肢を取るからです。
副業ははじめから稼げるほど甘くはありません。
例えば、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで副業をしている人は、単価が低いと感じたりしていませんか?
クラウドソーシングサイトではクライアントが案件を依頼するとき、会ったこともない、どんな人物かもわからない人に依頼をするので、実績やスキルが重要視されます。
実績やスキルを持ってない人に依頼するときは「品質の高い仕事をしてくれるのか?」「納期をちゃんと守ってくれるのか?」といったことがわからないため、当然単価も低くなってしまいます。
クラウドソーシングサイトで副業を始めたばかりだと、実績がまったくないため、単価が低くなってしまうのは当たり前です。
逆に言えば、高評価の実績を積みかさねれば、単価の高い仕事も受注できますし、単価交渉もできるようになります。
まずは、低い単価でも良いので、丁寧な仕事をして実績を作っていくことからチャレンジしてみてください。
自然と単価は上がっていくはずです。
副業のメリットを把握しておく
副業には、お金を得る以外でも色々なメリットがあります。
- 本業では得ることができないスキルを身につけれる
- スケジュールの自己管理能力が高まる
- 人脈を広げられる
本業では、仕事をするときに各工程があるので、工程ごとに担当を割り振られることが多いです。
例えば、プログラム開発などの会社では、プログラム開発や、テストしか任されずに上流工程である設計ができないといった人もいます。
副業では、基本的にクライアントと一対一で仕事をすることになるので、要件定義~テストまでの全工程をやることになります。
いままでできなかった工程を経験できるので、自分のスキルアップにもつながりますし、仕事の進め方の全体像を把握できます。
仕事の全体像が把握できれば、仕事をどういう風に進めれば効率が上がるかなどもわかるようになりますし、独立したいといったときには必ず役に立ちます。
また、副業は様々なクライアントと仕事をすることになるため、本業では得ることができない人脈を確保できます。
本業で生かせる人脈を確保できるようになるかもしれませんし、いづれ独立を考えている人にとっては仕事の受注先にできるといったメリットもあります。
お金を稼ぐことを目標にするより、メリットを意識していけば、副業のモチベーションも維持できると思います。
仕事のやり方を工夫していない人が多い
スキルアップは高収入を得るために重要なものですが、仕事の進め方を工夫していくのも重要になってきます。
例えば、私が過去受けた副業の案件で「名刺等の情報(PDF)をEXCELに入力する」というデータ入力系の仕事を受けたことがあります。
クライアントがお客様情報を整理しやすいようにすることが目的とした仕事です。
1枚の名刺の情報(会社名、名前、住所、連絡先等)をEXCELに入力すると、15円の報酬が貰えることができ、5,000件の情報を入力するといった案件でした。(計75,000円の報酬額)
普通に目視で入力していくと、1枚あたり2分(誤字脱字がないかの再確認も含め)かかり、時給換算すると450円くらいですが、わたしは、以下のやり方で時給を自力で上げていました。
①名刺(PDF)を画像認識ツールを使って読み込む
②読み取った名刺の情報をEXCELにコピー&ペーストする
③クライアントが指定したフォーマットになるようマクロを組んでデータを整形
④画像とExcelデータをチェックし、誤字等がないかを確認
(画像認識ツールでもすべての文字が正しく読み込まれることはないのでチェックは必要)
5,000件の名刺情報の入力完了までに、30時間くらいかかったので、時給2,500円くらいでした。
データ入力系の仕事は、時給100円~1,500円くらいと言われていますが、やり方次第では自力で時給を上げることができます。
今回注目してほしいのは、効率を上げるために「画像認識ツールを使ったこと」「マクロ(VBA)でデータ整形したこと」です。
どんな案件においても、ツールを使えば効率を上げることができますし、どんな職種の仕事をしていくかを決めていけば、必要なスキルがわかると思います。
ちなみに副業の仕事は、何かとEXCELを使うものが多いので、EXCEL系のスキルを身につけると有利になるかと思います。
副業で稼ぐための手順
副業を始めたばかりであると、なかなか稼ぐことができません。
副業で稼ぐための手順を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは案件をこなすことから始めよう
案件をこなして、自分の実績を作るところから始めましょう。
実績がなければ、単価の高いクライアントからの案件を受注するのはかなり難しくなっています。
クライアントが案件をこなしてもらう上で「要望どおりの成果物の提出」「丁寧でミスのない仕事の提供」「納期を守ってくれる」ということを重視します。
実績がなければ、クライアントがあなたがどんな仕事をしてくれるのかという情報がまったくわからないので、低い単価で依頼せざるを得ません。
まずは単価の低い仕事でもいいので、丁寧な仕事をして高評価を受けれる実績を作っていきましょう。
スキルアップを目指す
実績を積んでいけば、スキルは自然と身に付きます。
同じ職種の仕事を受注してひとつのスキルを上げていくことが重要です。
色々な職種の実績を積んでも、クライアントからすれば、必要な実績となるのはひとつの種類ですので、仕事の幅は広がりますが、その分クライアントからの評価は薄くなってしまいます。
ちなみに私は、副業を始めた最初のほうは、色々な職種の仕事を手当たり次第こなして、どの仕事がどれくらいの時給になるかを試していましたが、かなり長い期間どの職種の仕事も低い単価でこなすことになってしまいました。
また、求められるスキルが高い仕事ほど高単価になってきますので、実績を積んでスキルを身につけるのもアリだと思いますが、手っ取り早くオンラインスクールなどに通ってスキルを身につけるというのも一つの手段です。
仕事を選ぶ
実績をある程度積んだ段階で、受注する案件を選んでいきましょう。
実績をある程度積めば、高い案件でも受注することができますので、低い単価の案件からは卒業していきましょう。
仕事を受ける前に、工数見積もりを行い、どれくらいの時給で仕事ができるかを計算していくことが大事です。
なかにはどんなに効率良く仕事をしても、時給100円くらいしか稼げないといった超低単価案件もありますからね。
単価交渉を行う
実績とスキルを身につければ、高い単価の案件も受注できるようになります。
また、単価交渉をすることにより、単価を上げていくというのも手段のひとつです。
同じクライアントからの依頼を受ける場合、単価交渉をしてみましょう。
過去にクライアントから高評価を受けている場合は、「丁寧な仕事をしてくれる」ということを評価されているはずなので単価交渉にも応じてくれるはずです。
個別案件を狙う
最終目標としてはクライアントから個別に依頼されることを目標にしましょう。
クライアントから直接依頼をもらうということは、あなたの仕事をかなり評価している証拠です。
こういう個別依頼の案件はかなり高額な金額が設定されています。
私の場合は、ライティング案件で個別依頼を受けたことがありますが、最高金額で言うと1文字当たり10円(時給10,000円くらい)というものもありました。
個別依頼をされるようところまでくれば、確実に稼ぐことができます。
下手したら本業より効率の良い時給で仕事をもらえるようになるので、個別依頼を目標に頑張っていきましょう。
スキルアップの方法
副業で仕事をこなして経験を積みながらスキルを上げる方法や、自己学習といった方法がありますが、本章では手っ取り早くスキルを身につけたい、自己学習に限界を感じたといった人のためのスキルアップ方法を紹介していきます。
プログラマー
プログラマーは、クラウドソーシングサイトでも案件数、単価がダントツの職種です。
プログラマーは単価が高い仕事が多いので、副業で高収入を得ることができるといったメリットもありますが、初心者の方にはなかなかハードルが高いと思います。
プログラムを自己学習で学ぶのは、かなりの時間が必要ですし、そもそも何から勉強すればいいかもわからないかもしれません。
おすすめとしてはプログラミングスクールに通うことです。
講習代は結構高いですが、プログラミングスクールでは短期間でプログラミングを学べるという点に加えて、プログラミングスクールで仕事を紹介してもらえるといったことがメリットとなっています。
おすすめのプログラミングスクールを載せておきますが、いづれも無料体験でできますので、プログラミングがどんなものなのか、プログラミングで稼いでいけそうかなどを判断するために、無料体験コースだけでも受けてみるのもありかもしれません。
WEBライター
本サイトでライティングスキルに関する記事を作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
データ入力
データ入力で役立つスキルというか、データ入力の効率を上げるためには以下のことが必要になってきます。
- ツールを使用する
- タイピング速度を上げる
- EXCEL系のスキルを身につける
データ入力系の仕事に限ったことではありませんが、仕事の効率を上げるためには、ツールを使用することがカギとなってきます。
「どんなことがやりたいか + ”ツール”」でgoogle検索すれば、効率良くデータ入力ができるツールを紹介したサイトがでてくるので、ツールを使用して効率を上げていきましょう。
タイピング速度を上げることも重要になってきます。
ブラインドタッチくらいはできるようになったほうがよいです。
楽しくタイピングの練習がしたい場合は、「寿司打」というタイピング練習サイトとかがおすすめです。
また、データ入力系の仕事は、EXCELを使う機会が多くなってくるので、EXCELを使いこなして効率を上げるということも重要になっています。
効率を上げるためには「EXCELを使いこなすこと」「関数、マクロ、VBAを理解すること」が重要になってきます。
EXCELに関しては、特に学校に通うなどの必要はなく、自己学習で十分手に入れられるスキルです。
キーワードとしては「EXCEL 関数」「EXCEL マクロ」等でgoogle検索すれば、EXCELに関する知識が学べるサイトがでてきます。
マクロは少し難しいですので、ゆっくり覚えていけばよいかと思います。
スクールに通うという選択肢もありますが、自己学習で十分習得できるスキルですので、高い授業料を払わず自己学習で学ぶことをお勧めします。
まとめ
まとめるとこんな感じです。
- お金を稼ぐことを第一目標に設定している
- モチベーションが維持できない
- 仕事のやり方を工夫していない人が多い
- まずは案件をこなすことから始めよう
- スキルアップを目指す
- 仕事を選ぶ
- 単価交渉を行う
- 個別案件を狙う
副業は最初から稼ぐことは、どんなに高度なスキルを持っている人でも難しいと思います。
継続して丁寧な仕事をこなし、実績を積んでいけば、必ず稼げるようになります。
最初に稼げないからといって、挫折することなく、継続することが稼ぐためのポイントです。
ぜひあきらめずに副業にチャレンジしていってみてください。