フリーランスは新卒の方とは違い、職務経歴書の書き方が特殊です。
「個人契約で仕事を請け負ったときにどうやって書くべきか?」
「クラウドソーシングサイトで受注した案件を経歴としてどうやって書けばよいか」
「エージェントサイトで案件はどうやって書くのか?」
など書き方に迷う点が多々あります。
本記事ではフリーランスの職務経歴書について
- フリーランスの職務経歴書の書き方
- クラウドソーシング、エージェントサイト等それぞれのパターンに合わせた経歴書の書き方
- 職務経歴書を書く際によくある質問
などについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスの職務経歴書の書き方
本章ではフリーランスの職務経歴書の書き方について解説していきます。
職務経歴書のテンプレートの種類としては「逆編年体形式」「編年体形式」「キャリア形式」と三種類あります。
どれを選べばよいかわからないという方は「逆編年体形式」で職務経歴書を書いていくと良いでしょう。
職務経歴書のテンプレートがほしい方は、以下のページよりダウンロードしてください。
職務経歴書 – テンプレートダウンロード(Word・Excel)
氏名・日付
自分の氏名と日付(作成日)を記入しましょう。
職務要約
社会人としての経歴をまとめた内容を記載していきましょう。
ここはあくまで「要約」であり、詳しい内容については「職務経歴」欄に記載するので簡単なもので良いです。
職務経歴
会社やフリーランスとして活動した経歴を記載します。
会社の経歴、フリーランスの経歴(クラウドワークスの実績やエージェントサイトでの実績)の書き方についてそれぞれ解説していきますので参考にしてください。
会社の経歴の書き方
①会社名
あなたが会社で働いた期間とその会社名を記載してください。
②事業内容
あなたの会社がどんな事業内容なのかを簡潔に記載してください。
会社のHPもしくは「会社名 事業内容」でGoogle検索すればすぐに出てきますので、簡潔に記載していきましょう。
③売上高・従業員数
会社の売上高と従業員数を記載しましょう。
事業内容と同様に会社のHPを検索すればすぐに出てきます。
④プロジェクト期間
プロジェクトで仕事をしていた期間を記載しましょう。
⑤プロジェクトタイトル
プロジェクト内容が簡単にわかるタイトルを記載しましょう。
ただし、機密情報等があるため詳しく書かずに大まかなタイトルでよいです。
⑥プロジェクト内容
プロジェクトでどんな仕事内容をしていたか、どんなことを担当していたかなどを記載しましょう。
「⑤プロジェクトタイトル」と同様に機密情報に関する内容は伏せて書いていってください。
⑦使用スキル
どんなスキルを使用したかを記載していきましょう。
あなたがどんなスキルを持っているのかをアピールできる項目なので使用したスキルを全て書いていってください。
クラウドワークスの経歴の書き方
クラウドワークスの経歴の書き方は会社の経歴の書き方とほとんど同じですが、会社名に関しては個人から依頼された場合などは「会社名」ができない場合があります。
そのため会社名の記載欄については「クラウドワークスで案件受注(フリーランスとして活動)」という風に記載して、クラウドワークスで受けた案件ごとに職務内容を記載していくと良いでしょう。
エージェントサイトの経歴の書き方
エージェントサイトで案件を受けた際の経歴の書き方は「会社の経歴の書き方」とほとんど同じです。
会社名には案件を受けた先の会社名を記載してください。
ただし、会社に所属していたわけではないため「事業内容」「売上高、従業員数」は記載する必要はありません。
スキル
自分が持っているスキルを書いていきましょう。
「職務経歴」欄にも使用したスキルを記載しましたが、まとめて書いてあると見る側にとって伝わりやすく親切です。
自己PR
あなたがプロジェクトを得て面談先の企業にアピールしたい内容を記載します。
自己PRを書くポイントとしては
- プロジェクトに合わせた業務知識がある
- コミュニケーション能力が高いことをアピール
- こなせる工程が多い
という点をアピールできれば採用に有利となります。
クライアント先の業務に関する知識が高ければ、仕様理解度が高く即戦力としてアピールできますし、コミュニケーション能力はどの会社でも採用条件として重視されています。
「プロジェクトの雰囲気を明るくしてくれる」「人同士のやりとりがスムーズに進む」などコミュニケーション能力の高い人は業務能力が高い方が多いからです。
またどんな工程の作業でもこなせる方は、依頼できる仕事の幅が広いので企業側としても採用したい人物像であることがアピールできます。
フリーランスの職務経歴書を書く際によくある質問
フリーランスが職務経歴書を書く際によくある質問についてまとめましたので、参考にしてみてください。
面談先の会社の業務に関係のない経歴は書くべきでしょうか?
基本的には全て書いた方が良いですが、省略して書くことも可能です。
省略した場合は「職務経歴(一部)」など抜粋して書いてあることを明記してください。
省略して記載してあることが明記されていないと、働いていない空白の期間があったり、怪しい仕事をした経歴を隠しているのではないか等の疑いがでてしまいます。
職務経歴書が長すぎて2ページ以上になってしまいますが問題ないですか?
問題ありません。ただし改ページだけは調整してください。
会社に所属したことがありません。個人契約として請け負った仕事内容を経歴として載せても問題ありませんか?
ぜひ経歴として載せましょう。載せずに空白の職務経歴書を提出するのは採用審査で圧倒的に不利になります。
会社に所属していなくても、仕事をしたことがあるものは全て「経歴」としてカウントできますのでぜひ載せてください。
専門用語を使って経歴書を書いた方が良いですか?専門知識があることをアピールしたいです
専門用語を使うことはNGです。
業界として当たり前の専門用語なら問題ありませんが、マニアックな専門用語を使うのは避けてください。
相手側にそもそも意味が伝わりませんし、専門用語ばかり使う人は説明能力が低いのではないかと評価される場合があります。
基本的に文章を書くときは「中学生でもわかる文章」を意識して、読む側がどんな方でも伝わるように書いていきましょう。